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[既存] データ転送に失敗しない短いUSBケーブルの作り方



技術屋さん[2011-11-12 14:54:07]
パソコンに、電源アダプターの無いUSBケースに入れたハードディスクを繋いで動画のコピーやデータ転送を行なうと途中でコピーが止まってしまったり、繋いでもすぐ認識されなかったりしませんか?USB1.0の古いパソコンだと転送速度がUSB2.0の40分の1だそうですから、途中で止まるとガッカリです。私の経験だとケーブルが60センチでもアウトでした。電力供給がストップしてしまうんです。そこでUSBケーブルを20センチくらいにカットすることでUSBの電力不足を回避する方法を紹介します。USBケーブルの両端を各々10センチ残して真ん中の余分なケーブルをカットします。USBケーブルは外側からゴムカバー、銀色の伝導線、四本の細い伝導線を包む薄い銀色のコーティングシート、赤、黒、緑、白色のゴムカバーでカバーされた細い銀色の伝導線四本で構成されています。まず外側のゴムカバーをカッターでカットします。このゴムカバーは1ミリほどの厚さなため、勘を働かせてケーブルをクルクル回しながら薄く切る必要があります。初めての場合、さきほどカットした余分なケーブルで試し切りしてみて、自信が持てるようになったら本チャンに移るとよいと思います。外側のゴムカバーを無事にカットしたら、その下の銀色の伝導線をまとめてグルグル回し、一本にします。次にその下の薄い銀色のコーティングシートを切り取りると四色の細い伝導線が顔を出すと思います。これをバラバラに寄り分けて一本々々のケーブルの先っぽをライターで1秒ほど熱し、少し熱いですけど冷めないうちに指でゴムカバーを引っ張って取り、細い銀色の伝導線を露出させます。あまり長くライターで熱すると根元までゴムカバーが溶けてしまうので、これもさっきの余分なケーブルで練習し、自信が付いたら本チャンに移るといいと思います。全部の露出が終わったら両側5本ずつの伝導線をハンダゴテで繋ぎます。(ハンダ付けする時は窓を開けて充分に換気してください。煙で具合いが悪くなります)これも、初めての人は余分なケーブルで練習後に本チャンに移ると安心です。作業台としてビデオカセットを2つ用意して重ね、その上で分割した2本のUSBケーブルをビデオカセットにテープで貼り付けて固定し、両側5本ずつの伝導線同士の先端を、一本々々順々に接触させて、ハンダ付けしていきます。(もちろん作業台は必ずしもビデオカセットである必要はありません)この時ピンセットを使って伝導線のブレを微調整しながら、接触箇所を合わせると楽です。5つ全てをハンダ付けし終えたら、接触しないように一本々々を紙でくるみます。レジの領収書をカットして一本々々の間に少し通して折り返し、テープで止めたら、止めたところまでを残して余分な紙をカットします。この時一本だけは、くるまなくても大丈夫です。他がくるんであるので問題ありません。そして5本を一纏まりにしてテープでグルグル巻いて止めます。このままだとケーブルを曲げたりした時に銀色の伝導線が切れてしまうので、爪楊枝の先をカットし、それをギプス代わりにして補強します。繋いだ箇所に爪楊枝を当てて、爪楊枝の両端をテープでグルグル巻いて止めれば完成です。実験に使ったケーブルはIPod用のものです。苦労の甲斐あって、USB1.0の端子に挿したと同時に確実に認識し、2時間ほどの動画データも途中で途切れずに転送できるようになりました。



ジャンル:暮らし
タグ:暮らし・工作

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