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[既存] プラスチック自動車とMRJ



福井直樹[2010-10-29 17:29:39]
前回、冗談のように車の話で締めくくりましたが、自動車業界で重量をいかに軽くするかは重要な課題になっているようです。

2009年6月19日から申請受付開始を開始したエコカー補助金。これによって日本の自動車業界は相当潤ったようですが、2010年9月でその延長は無くなりました。

ガソリン高が続く中で自動車メーカーの様々な努力がより一層必要となっているわけですが、軽自動車では無いホンダのフィットやスズキのスイフトはサイズアップして1トンを切る990kgという【軽さ】によって、低燃費性能を実現しています。こういった努力はまだ継続されているエコカー減税の対象車になるためでもあるのです。

【軽さ】=【低燃費】=【CO2排出減】となるわけですから、安全性を確保しつつ軽量化は重要になっています。

現在はアルミなどの軽い貴金属の採用によって軽量化していたものも、今後は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の採用によって更に軽くなるようです。

現在このプラスチックは注目を浴びつつある国産旅客機「ミツビシ・リージョナル・ジェット(MRJ)」にも用いられていまして、日本が誇る技術の結晶とも言える飛行機です。

CFRPは【軽さ】【強度】【耐熱性】【耐酸性】【低熱膨張率】という様々なメリットを持ち、自動車や航空機など欠かせない素材となっていくようです。

今やガラスの代わりとしてもプラスチックを用いて軽量化を進めているくらいですので、近いうちに車のほとんどがプラスチックで出来たプラスチックカーが登場することでしょう。

ラジコンだけでなく本物も軽さがポイントになっているわけですね。

自動車のことを調べていたついでと言えば失礼ですが、あのスーパーカー『ボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ(4WD/2ペダル6MT)』の新型車、お値段2554万1250円の重量は100kgも軽量化して1330kg。ちなみにトヨタのプリウスも調べてみたら同じくらいの重さでした。

ランボルギーニって、がっしりずっしりしているイメージがあるのですが、こちらは低燃費を求めたというよりは【加速性能】を上げるための【軽さ】が必要だからということのようです。でも、軽くしすぎると飛んで行ってしまいそうな気もしますが大丈夫なんでしょうか。

※次回は、【ケータイ】+【軽さ】の組み合わせです。



ジャンル:ビジネス・仕事
タグ:プラスティック自動車 エコカー 補助金 ミツビシ・リージョナル・ジェット(MRJ)

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