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[既存] 作曲と編曲の仕方



仕事人さん[2011-11-12 14:36:22]
最初に鼻歌でメロディーを作ります。カウンター付きのカセットテープレコーダーを前にしてフフフーンという感じで録音します。私の場合テープレコーダーの前に座って暫くすると自然に湧いて来ます。一気に最初から最後まで出来ることもありますが大抵ぶつ切り状態というか、途中で切れてしまいます。こういう時はカウンターを見ながら何回も巻き戻して聞いて、浮かぶまで待ち、録音します。無事に出来上がったら、それをシーケンサーという音楽専用機の1トラックにデータ録音していきます。(この時16トラックとかの後ろのほうのトラックにテンポを刻む一纏まりの音符をコピペして貼り付けておきます。例えば4分の4拍子だったら、4分音符4つをリピート再生できるようにしてペーストします。他のトラックも2トラックはピアノ、3トラックはベースなどと決めておき、いろんな音色をパレットしておくと、すぐ作業に入れて楽です。それをPOPS用、オーケストラ用と分けてセーブしておき、作りたいジャンルをすぐ選んでロードできるようにしておきます。拍子も4拍子以外に3拍子などをデータとして用意しておくと楽です)カセットを聴きながら少しずつレコーディングしたものをクォンタイズ(音符のズレを補正する機能)をかけながら繋げていきます。次に2トラックにコードを入れていきます。コードには決まった型があって、メジャーコードやマイナーコードなどがありますが、最初はそんなの気にしないで、メロディーに対して適当に和音を入力していけば充分です。1.2.3.4と1小節の中をメロディーが進行していく時に1拍を1秒として4秒間に、対応する1つの和音を見つけて入力します。そうして最後までクォンタイズをかけながら入力し終えたら、次はベースを3トラックに入れます。これもコードと同じで適当でいいです。1小節4拍全てに1音の持続音でもいいですし、適当に合う音を1拍に1音で4音付けてもOKです。それが終えたらドラムスです。ドラムは2小節をワンセットにして入力します。そのほうが途中でフィルインという効果を入れる時、やり易いからです。ドラムもコードやベースのように適当に入力するやり方もいいですが、できればフレーズ化したほうが纏まります。つまりパターン化するんです。聴く人が聴き易いというのもあります。まずバスドラという低音のドッドッとう音を入れます。4つ打ちという1拍に1音の打ち方が初心者にはお勧めです。次にスネアというターン、ターンという音。これもタタタタタとロールさせたり変則的に鳴らしたりといろんな技があるのでCDなどを参考にいろいろ研究してみてください。そのほかにタムタム、ハイハット、シンバルなどありますが、密集しないように気を付けて纏めてください。このほかではストリングスというバイオリン系の音、ギター、金属系のベル、シンセを使ったフレーズシーケンスなどがあります。アクセスやTMNなどの曲を聴くとクラビという楽器の音がコードを分散化した形で鳴っているのに気付くと思うんですが、これは先ほど適当に入力したコードなどを分散させたものです。例えばCの構成音はド、ミ、ソですが、ドミソ、ドミソ、ドミソ、ドミソと繰り返し鳴らしているだけです。C7ならドミソシ、ドミソシというように。C7などは和声学(クラシック)から見たら、それを説明するために何ページも書かなければならないことですが、ジャズのコードはそれをコードに数字を入れるだけでやってしまいました。分散和音はアルペジオと言いますが、自分が考えたどんなフレーズでもフレージングさせて使えます。ピアノ、バイオリン、シンセ、ギター、クラビなど、楽器は問いません。自分でメロディーに対して入力した適当なコードを分解してアルペジオフレージングさせれば、さしずめ誰でもクラシックの作曲家になれちゃいます。「音符を横に並べればハーモニー、縦に並べればコード」というのはアメリカのバークリー音楽学校でも教えているそうです。フレーズの作り方は、スティックを使って音階無しで机を叩いて適当に作ります。例えば.2.3.4、1.2.3.4と自分で拍を取りながらタッタッタッタッタタタッタとかやりながら。私は歯を使ってカチカチ言わせながら考えます。ドラム入力が終えたら、細かなアーティキュレーションの入力です。例えばベースをプログラムチェンジして一時的にチョッパーベースに変えて変化を付けたり、ボリュームを変化させたり、左右に楽器を振り分けたりして真ん中に音が密集しないようにします。それが終わったら適当に歌詞を付けて完成です。

今では「audacity」というフリーソフトがあるので鼻歌の録音、編集も楽になりました。完成したシーケンスデータを「audacity」で録音したら、カラオケBOXにノートパソコンを持って行って歌の録音です。録音が終えたらデジカメで撮った適当な画像や動画などをMP3データと共にWindows movie mkで貼り付けて編集し、ネット公開しましょう。

以下は役に立つかもしれないアドバイス集です。

「テクニックとしてAメロのコードやフレーズをイントロに持ってくると決まります。スピッツやブリリアントグリーンがよくやります。あとサビを頭に持ってくるサビ頭など」

「エンディングはフェードアウトで」

「1番と2番の間にある間奏は長いと興醒めするので、意味があり、印象に残るものを」


「トラック数は16トラック以内にしてシンプルに纏めましょう」

「適当に和音入力するより、やはりきちんとコード入力したほうが美しく響くので、ある程度熟達したらワンタッチコード入力の転回形変換機能などを駆使して、きちんとコード入力するようにしましょう」

「プログラムチェンジは1トラック1つまでにして複雑化しないように気を付けましょう」

「詩は1番のテンションを2番でも求めるのは難しいので、1番だけでもいいです。テレビのドラマやアニメ主題歌のように1分30秒に抑えると初心者は敷居が低くなると思います」

「コードの鳴らし方、フレージングは全音符~32分音符まで様々あるのでシーケンスでは幅広くいろんなスピードで鳴らすようにしましょう」

「コードの音はルート(根っこ)の音を単音で見つけてワンタッチコード入力するとやり易いです」

「ドラムスもピッチベンドで変化をつけると面白いです」

「メロディーは素肌で、装飾音は衣服のようなものかもしれません」


「浅倉大介さんは作曲する時、いろんな音がウワーっと湧いてくるそうです。ある程度頭の中で全体ができたらパソコンに入力するそうです」
「奥田俊作さんはギターでコードを弾きながらラジカセの前に座って鼻歌で作るそうです」
「小室哲哉さんはオケを完成させてから最後にメロディーを作るそうです」



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No,1仕事人さん[2011-11-16 14:06:34]
書き忘れたんですが、メロディーが浮かばない時は、誰か自分が好きなアーティストのメロディーを借りてアレンジを練習すればいいと思います。耳コピーして真似しつつ、幾つかのトラックは全部自分の好きに作ることでアレンジ力も伸びると思うので。もちろん、メロディー以外は全て自分の好きに作ればアレンジ力はさらに伸びると思います。それとアルペジオする際は、Cの構成音ド・ミ・ソは「ミ・ソ・ド」でも「ソ・ド・ミ」でも「ド・ソ・ミ」でも、どこから鳴らし始めてもOKです。つまり構成音の中のどの音からフレージングさせてもOKなんです。メロディーが進行している時にあなたが選んで入力した和音(コード)が2トラックにデータ録音されて再生時に鳴っているとします。この時1小節内の4分音符4つを4秒として、その4秒をド・ミ・ソの和音が一纏まりで鳴っているとします。この2トラックの音符データを見ながら、例えば4トラックをアルペジオフレージング用トラックに選んだとして、そのトラックにド・ミ・ソ・ド・ミ・ソと分散和音を入力すればいいんです。2トラックにデータ録音した際にド・ミ・ソならC・E・Gとエディット画面に表示されるので、それを見ながらシーケンサーにMIDI鍵盤でド・ミ・ソ・ド・ミ・ソと指で順番に鍵盤を押さえてアルペジオ入力すればOKです。4分音符なら1小節4つですから「ド・ミ・ソ・ド」8分音符なら8つで「ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド・ミ」16分音符なら16コで「ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド」32分音符なら32コです。これは基本のCですがC7のドミソシ、C9のドミソシレのほかにコードはC6、C13、Caug、Cdim、C69ほか、これらの転回形もあるので、全ての音階のコードと転回形を混ぜ合わせることで、天文学的に可能性が広がるのが分かると思います。参考になる曲としてグローブのFeelLikeDanceのイントロが分かり易いです。ああいう感じで自分の入力した和音をアルペジオフレージングさせればいいんです。FeelLikeDanceはイントロやAメロにアルペジオフレージングが使われていますが、サビで使ったり、間奏で使ったり、どこでも自分の好きな場所で使えます。クラシックなどを聴くと、よくあんな細かい音を一つ々々聞き分けられるなと感心すると思うんですが、私を含め普通の人(相対音感の人)でもハーモニーをコードとして一塊で捉えて、それをコンピュータを使って分解し、分散させれば、バッハやモーツァルトの真似っこは可能です。どんな分野でも数をこなさないと上達しないと思うんですが、音楽もまったくその通りだと思います。初めは幼稚園児のクレヨン画みたいだったのが30曲くらい作るとコツが掴めてきて、それっぽくなってきます。バッハなどは月明かりで譜面を読んで勉強したそうです。バッハは対位法という技をよく使うんですが、これをマスターしたら楽曲はさらに深みが増すと思います。モーツァルトやメンデルスゾーン(結婚行進曲でお馴染み)も晩年になってバッハの対位法に目覚めて自身の楽曲に取り入れたそうですが、あの織り重なるメロディーはすごいです。図書館などでCDを借りて研究してみてください。シーケンサーの力を借りれば、譜面を見て学ぶより、ずっと早く学習が進むと思います。

バッハのMIDIデータを買ってきて、ある時間軸だけ切り取り、その1小節か拍だけ休符入力して空けておき、自分で一塊の和音を弾いて「合う」と思ったら、別トラックの、その時間軸にペーストし、分解して、縦軸の、それぞれの楽器の一音一音に当てはめれば、オーケストレーションの初歩になると思います。コードとして縦の時間軸で捕えて、横に引き伸ばすのが基本だと思います。「これは私とバッハの合作(笑)と友人に語っても、まんざらウソではないという。

最後に、ある作曲家の言葉を紹介します。「熱意が強ければ強いほど結果も大きいのです。井戸を掘るときは、深く掘れば掘るほど、掘り上げた泥によってできる壁は高くなります。深さは高さという形で現れるのです」これはそのまま一意専心した職人の言葉ですよね。


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